ホーム > 気づかれない部分入れ歯

気づかれない部分入れ歯

当院の部分入れ歯

当院の部分入れ歯

部分入れ歯を製作するに当たって当院が念頭に置いていることは「残っている歯を守る」「歯槽堤の吸収を防ぐ」「咬み合わせの崩壊を防ぐ」「顎の位置関係を安定させる」この4点です。

一般的に部分入れ歯と言うと、残っている歯にバネをかけて止めるケースが多いと思います。
しかしこの方法では、バネをかけられた残存歯に大きな負担がかかり、その残存歯の寿命を縮める危険性が高く、バネで止めるクラスプ義歯は長期的に安定して使用するにはふさわしくない治療法だと考えます。

当院では多くの症例で入れ歯を安定させ、動かないようにするために、残っている歯の一部あるいは全部を内側、外側の超精密な二重冠方式にする「コーヌスクローネ義歯」という方法で製作しています。

症例により、一般的な歯科医院で制作するバネのある金属床も作ります。
その場合もできるだけバネが見えにくいように工夫し、バネの止め方も残存歯にできるだけ負担が掛り過ぎないように十分注意して設計します。
磁性アタッチメント(磁石)を併用した義歯もよく制作します。
いずれの方法も将来残っている歯が変化した時に修理しやすいように設計を十分に考えます。

適用症例であればノンクラスプデンチャーも行います。
しかしノンクラスプデンチャーは長期間安心して使用できる適用症例は少ないです。

コーヌスクローネ義歯とは?

コーヌスクローネ義歯とは?

歯の抵抗力は垂直方向に強く、側方からの力には弱い。このことから持続的な横からの力は歯の寿命を縮めることになります。このことがバネをかけられた歯が弱くなる原因なのです。

コーヌスクローネ義歯は残っている歯と義歯を強固に一体化し、側方からの力をできるだけ排除し、力を分散して垂直的な力がかかるようにします。このことにより、弱い歯をコーヌスクローネ義歯に組み込むことによって弱い歯の寿命が延びることもあります。
バネをかける入れ歯も製作していますが、その場合は、バネをかける歯に対して、ミリングマシンという技工所でもあまり完備しているところは少ない機器を使い、入れ歯の着脱方向を決める平面を作ったり、溝を掘ったり、凹凸を作ったりして、土台となる歯の形を治してから、入れ歯を製作していきます。 そうすることにより、バネがしっかりかかり、動きの少ない安定した部分入れ歯を製作することができます。

  • バネ(クラスプ)がないため、入れ歯と気付かれにくい(審美性に優れる)
  • バネのある入れ歯よりしっかりと固定され義歯の動揺がきわめて少ない
  • 入れ歯と粘膜の隙間が少ないので食物残渣の付着が非常に少ない
  • 義歯全体を小さくする事が出来るため装着の違和感が少ない
  • 残っている歯を磨く時に入れ歯を外せばよいので、夜間就寝中でも外す必要はない
  • 長期間使用できる
  • 入れ歯が動かないので顎骨、歯茎の吸収が極めて少ない
  • 支台となる残存歯への負担がバネと比べてはるかに少ない(残っている歯に優しい)
  • 内冠と外冠に適正な維持力を持たせるためにコーヌスシュリッテン、コーヌス角研磨機(ジスク研磨機)、ミリングマシーン等のコーヌス義歯用の特別な技工器械を必要とする
  • 正しい設計と精密で時間のかかる技工操作を要する
  • 精密な義歯を制作するために歯を切削する必要がある

当院のコーヌスクローネ義歯

当院での症例は2,500症例以上あります
当院のコーヌスクローネ義歯

入れ歯の設計は、残っている歯の数、歯周病の状態、咬み合わせの状態、上下顎の位置関係等を考慮した上で慎重に行わなければなりません。
当院のコーヌスクローネ義歯は、歯にやさしいパラレルコーヌスの考え方で設計しています。

残っている歯が上下で噛み合わない、いわゆる「すれ違い咬合」の場合は、バネで入れ歯を留める義歯では具合よく作れません。
すれ違い咬合の場合は、コーヌス義歯でしか動かない満足出来る義歯は作れません。
すれ違い咬合の場合はインプラントを併用し、自分の歯とインプラントの両方で入れ歯を留める方法が最も具合の良い義歯を作ることができます。
当院のコーヌスクローネ義歯は今までで2,500症例以上になりますのでご安心下さい。